発想転換の踏み台

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いつも不均等にすり減る靴底……買い替えなくても、補修剤で自力で修理可能だった!

 

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【歩き方が「斜め」なせいで、靴の寿命が短かった】

 

歩き方に悪い癖があるようで、いつも、靴底が不均等にすり減ることに悩まされてきた。

 

具体的に言うと、足を擦って歩いてしまう癖があるせいか、かかとの内側、特に左足側が極端に早くすり減ってしまう

 

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左足のかかと部分がすり減った靴。歩き方の癖のせいか、いつもこうなってしまう。

新品の靴を買っても、1年後には靴底が「斜め」になってしまう。実用的にはあまり問題ないのだが、見た目もかなり悪いし、自分の骨格の歪みがより強化されてしまうようで、靴を買い替えざるを得なかった。

 

普通に使った場合の寿命よりも、この悪癖のせいで靴の寿命は半分くらいになっていたかもしれない。何度も、歩き方を矯正しようとしてきたが、果たせないまま年月が過ぎてしまった。

【クリーム状の物体を靴底に塗るだけ。誰でも使える靴底補修材】

そんな私に現れた「救世主」が、Amazonで購入した靴底補修材だ。価格は828円。

 

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アイメディア社製の靴補修材。他にも色々なメーカーが同趣旨の商品を出している。

 

この靴底補修材、材質は合成ゴムで、黒色。チューブから出てくるクリーム状の物体を、靴底のすり減った部分に塗り重ねていく。

 

木のへらが付属しているので作業はまあ簡単だが、かなり有害っぽい化学物質の臭いがするので、皮膚に付着しないように軍手などを着用し、換気の良いところで作業すべきだろう。

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クリーム状の靴補修材を塗り重ねて、かかとを盛る。

 

塗り終わったら、そのまま動かさず24時間乾燥させると、あら不思議。クリームが固形のゴム状になって、すり減っていたはずのかかとが復活してくれる

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だいぶ、平に近い状態まで復活させることができた。



 

もちろん、新品の状態と比べたら見た目には多少の難があるが、もともとの靴底が黒色の場合、遠目に見たらほとんどわからない。というか、普通に暮らしていて自分の靴の、かかと部分をアップで凝視されるシチュエーションなんてないだろうから、普段履き用ならほとんど問題ないだろう。歩き心地も、別に気にならない。

 

これによって、購入から1年で廃棄の憂き目に合いそうだった靴を、いま、もう1年近く履き続けることができている。そろそろまた同じ部分が刷りへ減ってきそうだから、前回購入した補修材の残りを使って修理すれば、もっと履き続けられる。

 

【生活の中に「修理する」選択肢を入れるという発見】

愛用のメレル(Merrell)のアウトドアシューズは1万円くらいしたので、寿命が1年か、3年か(願望としては5年くらい履きたい)の違いは大きい。もちろん、お金の面だけじゃなく、エコの観点から言っても、品物は長持ちしたほうがいいだろう。

 

正直、今までモノを修理して使う、という発想を持っていなかった。買い替えた方が早いし、ボロボロになってまで同じものを使い続けるのは、どこかダサいという感覚もあった。

 

けど、靴の修理は思ったより全然簡単で、左足のかかと部分だけを除いてはまだまだ使える靴を捨てずに済んだ経験は、素直にうれしかった。全体的にボロくなった時はさすがに買い替え時だと思うが、生活の中に「修理する」という選択肢があることに気づけた意味は大きかったと思う。

 

どんな時も修理して、決してモノを捨てない、なんて気負う必要はなくて、自分に無理のない範囲で「修理できるな」「このケースは修理した方が得だし、気持ちがいいな」と思ったときは修理すればいいのだ。

 

ということで、靴のすり減りで悩みを抱えている人は、一度、補修材を使ってみることをおススメする。今回、私が使ったのは黒色の補修材だが、白色もあるのでスニーカーにも使えそうだ。

 

【私が使った商品】

アイメディア(Aimedia) 靴底補修材 50g 黒